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プリティ・プリンセス



THE PRINCESS DIARIES


2001年アメリカ ディズニー
カラー  115分

監督 ゲーリー・マーシャル
出演 アン・ハサウェイ ジュリー・アンドリュース
へクター・エリゾンド ヘザー・マタラッツォ
キャロライン・グッドオール
ロバート・シュワルツマン マンディ・ムーア


内気で冴えない高校生ミアはサンフランシスコで画家のママと2人で暮らしていた。学校でスピーチすることになるとあがってしまって逃げ出したり、同級生たちからはバカにされたりと、ちょっと淋しい学校生活を送るミアの願いは「透明人間」になること。そんなミアがある日突然ヨーロッパの小国ジェノヴィア国の跡継ぎのプリンセスだと知らされたから大変!自分にプリンセスが務まるわけがないと逃げ腰のミアに祖母である女王はプリンセス教育を施し、ミアに王位を継承するか否かの選択権を与えることにする・・・。


冴えない高校生が一夜にしてプリンセスになるという、正真正銘本物のプリンセスストーリーです。何と言っても、この映画の見所はジュリー・アンドリュース!病気で「もう歌えない」と一時報道された彼女の復活映画です。今回の役所は、ジェノヴィアの貫録溢れる女王様。跡継ぎである孫娘に、プリンセス教育を施す役です。でも勿論厳しいだけではなくて、優しく見守る懐の深さを覗かせます。闘病後のジュリーやいかに、とちょっと不安でしたが、嬉しいぐらい変わらないですね。年齢を重ねたのは確かですが、実年齢から考えるとやっぱり若い!それにあの声、話し方。何十年の年月を経ても不滅なのが嬉しくて仕方がありません。女王様らしい風格と気品と物腰の美しさも絶品です。こんなに大きな孫娘のいる役なんて可哀想なくらい。おまけにこれは「メリー・ポピンズ」以来のジュリーのディズニー出演作、と話題が目白押しです。とにかく、ジュリーを見るだけでも価値のある映画!

しかしながら、主演は一応プリンセスになるアン・ハサウェイ。段々、綺麗になっていく様はお約束通りですが、結構キュートな女優さんだと思いました。綺麗になっていくのは、やっぱりそれなりの地があるからなんですけれどね(笑)。次から次へとドジを繰り広げる様が可愛いですね。プリンセスになるんだからもっと舞い上がっても良さそうなのに、そうではなく戦々恐々としているところが好感が持てました。どんな女優さんになっていくのかちょっと楽しみです。

「プリティ〜」シリーズの陰の主役とも言える(笑)、へクター・エリゾンドは今回も健在です。今までよりもっと活躍が多くて、なかなか素敵。小心者のミアを見守るガードマンであり相談相手であり頼れる伯父様みたいな人。タキシードを着込んでジュリーと踊る様子は全く見物であります!

ちょっとエキセントリックな親友とか、ただ一人ミアを認めてくれている彼女のお兄さんとか、憧れのハンサムな同級生にその意地悪なガールフレンドなどのお約束の学園ドラマもきっちりと詰め込んでいます。先生たちもちょっと妙なところが笑えます。

とは言っても、これはやっぱりジュリーとへクターが最高の映画ですねえ・・・。それと共に、アメリカ人って何だかんだ言ってもやっぱり王室物が好きよね、と思わずにはいられない映画でもあります。日本人もその例に漏れませんね。「ローマの休日」とか大好きだものね。ヨーロッパの小国というところが、往年のグレース・ケリーのシンデレラストーリーを思い起こさせます
ロマンティックさとユーモア満点で、楽しめる映画であることを請け合います。


☆あのキラキラ光るティアラは確かに憧れます。冴えない女の子をも素敵なプリンセスにしてしまうジュリーのマジック、第3弾!勿論第1弾は「メリー・ポピンズ」で、第2弾は「サウンド・オブ・ミュージック」ですよ。






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