ワールドカップ特集



















2002/5/25
ファビアン・バルテズ


Fabien Barthez
1971年6月28日生まれ  フランス
183cm


スキンヘッドがひときわ目を引くフランスのゴールを守る守護神です。
ワールドカップ、ユーロ2000と不動の正キーパーを務め、スーパーセーブの数々を見せてくれました。
試合前に、ディフェンダーのボスであるローラン・ブランがバルテズのスキンヘッドにキスをするというのが前回のワールドカップのフランスチームの儀式となりました。そして、この儀式をすると必ず勝つというジンクスを作り上げたのです。事実、このキスがあった時は負けなかったですね。
バルテズの素晴らしさは、その度胸あふれる飛び出しの迫力でしょうか。ここまで出て良いの?と心配になるくらい時には思い切った飛び出しをしてボールをキープする。それが成功する確率が多かったのもフランスのラッキーだったでしょう。そして、キック力も強くて、バルテズからのゴールキックを受けて飛び出したフォワードの選手がそのままゴールを決めるというシーンもありました。


スキンヘッド故に1つ間違えば怖い印象さえ受けかねない彼ですが、実はチームでもアイドル的人気(笑)。もはやアイドルという年ではなくなりましたが、彼が年上の選手たちに可愛がられていたのは確かみたいですね。そして、フランスで選手として一番尊敬を集めるのはジダン。女性に人気No1はプティ。でも、老若男女あらゆる世代を通じて一番人気なのはこのバルテズだということです。

何と言っても彼の良さは底抜けの明るさでしょう。前回ワールドカップの準々決勝でイタリアとのPK戦の前に、控えのキーパーと冗談を言い合って大笑いしていた姿には仰天しました。心臓に毛でも生えているのかな?と。相手方イタリアのキーパーはもう深刻そのものの顔をしていたのに、です。プレッシャーがかかればかかるほど明るくなる、というのが本人の弁ですが、本当に大した心臓。
そんな彼が、優勝が決まった時は号泣して立ち上がれなかった姿を見てまたびっくり。心臓に毛が生えていたのでは!?
きっと、彼は度胸はあるけれど、案外繊細で純粋なのかもしれません。


今や、世界のトップゴールキーパーの一人であることに文句をつける人は誰もいないでしょう。フランスのゴールをしっかり守り抜いてくれるのはこの人しかいません。
試合開始前のブランのおまじないのキスを見られないのが淋しいですが。



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