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グーニーズ



THE GOONIES


1985年アメリカ映画 アンブリン
カラー 111分

監督 リチャード・ドナー

出演 ショーン・アスティン ジョシュ・ブローリン
ジェフ・B・コーエン
コリー・フェルドマン キー・ホイ・クァン
ケリー・グリーン マーサ・プリンプトン


ゴルフ場の開発のために家の立ち退きを迫られている小さな街の自称グーニーズ(悪ガキ集団)を名乗る少年たちが、屋根裏で宝の隠し場所が記させている地図を見つけた。彼らは街に残る最後のチャンスをかけて宝探しに出かけるが、その場所は悪人一家の根城だったことから、彼らは数々の危機に巻き込まれる。


懐かしい映画です。シンディ・ローパーの「グーニーズはグッドイナフ」という曲が流行りましたよね。
昔の海賊が隠した宝を命がけで探す子どもたち。海賊が仕掛けた次から次への罠。そして宝を横取りしようと狙う悪人一家、と面白い要素を全て詰め込んだ昔の冒険活劇を思い出させるような映画です。というより今で言えばロールプレイングゲームかな。
いかにも悪役でございますって顔の悪役一家が結構ドジで笑わせてくれるし、海賊が仕掛けた罠の数々も体力勝負あり、音楽勝負あり、とバラエティ豊かで面白いです。

悪ガキ少年たちの豊かな個性もこの映画の面白いところでしょう。主人公のマイキーはまあ中では一番良識派と思いきや、宝物に対する(つまりは街へのなんだけれど)執着の強さと言ったら!様々な発明品を体にいっぱいつけて、時にはそれが役に立って面目躍如のキー・ホイ・クァン(「インディ・ジョーンズ魔宮の伝説」の子)や、メチャメチャなスペイン語を駆使して悪ガキぶりNo1のコリー・フェルドマン(「スタンド・バイ・ミー」の4人組の1人)。食欲の塊でお笑い担当のジェフ・B・コーエン。彼ら4人の少年が一時も黙っていることなく(笑)、大騒ぎを繰り広げてくれます。

この映画は公開当時映画館に見に行ったものです。そして、見染めたのがジョシュ・ブローリンでした。マイキーの兄で、弟を連れ戻すためにやってきたのに、一緒に宝探しをするはめになるハイティーンのお兄さんという役どころ。この映画ですっかり好きになって、その後の彼の活躍を追い続けました。父は俳優ジェームズ・ブローリンで、お父さんも結構好きだったけれど、今は息子の方が良いかな(笑)。
NHKでも放映していた「ヤング・ライダーズ」で若き日のワイルド・ビル・ヒコックを演じてまたまた私のハートをしびれさせてくれ、その後テレビなどに出ていましたが、最近は「インビジブル」などのメジャー映画にほぼ主役級で出演と順調にキャリアを築いています。多分、「グーニーズ」仲間の一番の出世株。よくぞ、立派に・・・と少年(というほどの年でもないけれど)時代から見ていた私は感無量です。

2世俳優なのはジョシュだけでなく、ショーン・アスティンは「奇跡の人」でヘレン・ケラーを演じたパティ・デュークの息子だし、マーサ・プリンプトンは性格俳優キース・キャラダインの娘。2世俳優大集合の映画でもあったのですね。

製作はスティーブン・スピルバーグ。さすがに子供心のツボを捕らえている作品です。それにやっぱりどこか「インディ・ジョーンズ」風の古き良き冒険活劇の味があります。おまけに脚本は「ハリー・ポッター」の監督として今をときめくクリス・コロンバス。音楽はデイブ・グルーシンだし、お子さま映画と思いきやスタッフが一流なんですね。

最近出たDVD版にはメーキングの他に、音声解説があって、そこでは監督のリチャード・ドナーとすっかり大人になった出演者たちが大集合しているのです。これには感激します。もの凄い食欲を反映した体格をしていたジェフ・B・コーエンがすっかり好青年になっていたり、かと思えば少年時代とあまり変わらない顔立ちの子もいて、過ぎし年月を感じたり感じなかったり。すっかりハイソの奥様風のケリー・グリーンも印象的でした。

これはもう素直に子供の心に帰って、難しいことは考えないで肩の力を抜いて楽しみましょう。


☆「これって子供版のインディ・ジョーンズよね」とババちゃんに言ったら、「一緒にするな」と怒られた。どして?

も1つ☆ジョシュ・ブローリンの役はブランドって呼ばれているんだけれど、本名はブランドンなんですよね。おまけに苗字はウォルシュ。そう、ブランドン・ウォルシュ。「ビバリーヒルズ」シリーズの原点がここにあり!?






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