ワールドカップ特集



















2002/5/19
ガブリエル・バティストゥータ

Gabriel Omar Batistuta
1969年2月1日生まれ アルゼンチン
183cm


前回のフランス大会で日本と同じ予選リーグに入り、見事日本のゴールにシュートを突き刺してくれた世界でも屈指のストライカー。アメリカ大会、フランス大会と2大会連続でハットトリックを決めたという実績からもその実力が知れるというもの。フランス大会の時など、朝のワイドショーでまで特集を組んで「バティなんか怖くない!」ってレポートしてたのには笑いました。

昨季は長年所属していたセリエAのフィオレンティーナを出て、ローマに移り中田君のチームメイトになり優勝に貢献したのも記憶に新しいところであります。

金髪の長髪を振り乱してゴールに突進する様はまさにコートのライオン。でも、見方を変えればちょっと神々しいキリスト様にも見えてしまいます(ちょっと言い過ぎかもしれませんが)。

バティゴールは実に魅力的です。とにかくゴールに向かって突進して突き刺すシュートで、力強い。どんなときにも任せて安心の絶対的な信頼感があります。だからこそ、長年世界の第一線で活躍し続けることも出来たのでしょう。


フィオレンティーナに対する忠誠も私は感激していたものです。強豪チームから引く手あまたの彼なのに、中堅チームのフィオレンティーナにずっと在籍し続けた。でも、そろそろ選手人生も先が見えてきて優勝を狙えるチームに移りたくなったって気持ちは、責めることは出来ませんよね。

彼もとうに30を越して、さすがに以前の爆発力に衰えが見えると言われたり、アルゼンチンではクレスポなどの若手が台頭していて、この2人は一緒に使えない、とか言われて、必ずしもレギュラーポジションが約束されるものでもなくなってきたようです。

でも、やっぱりアルゼンチンのスターと言えば一番に思い浮かぶのはバティでしょう。早々に、日本に到着して練習にいそしむ彼。威勢の良いバティゴールを見せてくれるのが楽しみです。

ただ1つ残念なのは、多くの人が予想していたフランス対アルゼンチンの決勝カードが消えたこと。組み合わせの都合で、この2つは決勝トーナメント早々にあたる可能性が強くなってきました。すっごく残念。決勝でこそ見たいカードでした。



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