ワールドカップ特集



















2003/4/6
ヴァンサン・カンデラ


Vincent Candela
1973年10月24日生まれ フランス
181cm


フランス代表のディフェンダーとして、98年ワールドカップと2000年のヨーロッパ選手権を制覇した選手の1人です。クラブチームではもう長くセリエAのローマで活躍中。王子トッティの親友とも聞きます。


ローマではバリバリのレギュラーの座を長く維持しているカンデラですが、フランス代表では不敗伝説を誇る不動のディフェンス4人組(ブラン、デサイー、リザラズ、テュラム)に阻まれてあまり出番が多くなかったのが気の毒でした。それでも、98年のワールドカップのグループリーグ最終戦では、消化試合となったこともあって、レギュラー陣がどっさり休む中でスタメンを張り奮闘していたのですが、ペナルティエリアでPKを取られた痛恨の出来事が・・・。結果として試合は勝ちましたが(どちらにしろ消化試合ではあったのですが)、その後にカンデラがスキンヘッドにして出てきたのにはびっくり。日本風に言えば、もしかしてPK取られた反省もあって頭を丸めたのかな?と思ったものでした。しかし、当時の彼は若く、決勝では後少しで優勝というところでブランにすがりつくようにしていた様子はどこか可愛かったですね。ブランはそんな彼をよしよしというようになだめていましたっけ。


そんなカンデラ君も大人になったのか、2002年のワールドカップではお年を召して疲れ気味のディフェンス陣に代わって出場。一人気を吐いていたと言っても過言ではない頑張りようでした。ご存じの通り、報われない結果だったのが悲しい。

それで燃えつきたのか、代表引退という噂も聞きます。まだ若いのに!まあ、気を取り直して2004年のユーロには帰ってきてくれると良いのですが。知らない顔が増えていくフランス代表に一抹の淋しさを感じる私としては、数少なくなった馴染みの選手の1人です。



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