ワールドカップ特集



















2002/7/21
ファビオ・カンナバーロ


Fabio Cannavaro
1973年9月13日生まれ イタリア
175cm


カテナチオ(ゴールに鍵をかける意味)を誇るイタリアチームのディフェンスの中心選手の1人です。所属は現在パルマ。中田のチームメイトですね。
ディフェンスというとどうしても大きい選手を想像してしまうのですが、カンナバーロは175cmと決して大きくありません。それでも強固なディフェンスが出来てしまう実に能力の高い選手です。
今回のワールドカップでは、何故か崩壊してしまったカテナチオ。韓国戦でカンナバーロを出場停止で欠いたことも痛かったでしょう。
彼にまつわるシーンでどうしても忘れられないのが、ユーロ2000(欧州選手権)の決勝戦の後です。フランスに負けた後、ピッチにうずくまったり泣き崩れるイタリアの選手たち。そんな中で何故かカンナバーロは放心したようにたたずみながら、いきなり拳骨を口にくわえたのでした。え!?どうしてあんな大きな拳骨が口に入るのかしら?と仰天していたら、しばらく後で映った彼は泣き崩れておりました。あの拳骨は悲しみをこらえるための手段だったのか、と納得するやらでも少し笑えるやら・・・それでいてもらい泣きしてしまうやら・・・。でも、ワールドカップでもその悔しさを晴らすことが出来ず可哀想でしたね。ちなみに日本に来た彼に是非おにぎりを食べてみて欲しいと妙なことを考えた私でした。しかし、自分が出られなかった韓国戦が終わってチームメイトを迎える彼の姿は拳骨をくわえていた姿よりもっともの悲しさを感じてしまいました。
まだ、次があるから頑張って欲しいですね。


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